2025年、今年は10月6日(月)が「中秋の名月」に当たります。
「中秋の名月」と言えば、9月という印象が強いので、
9月の満月の際に、てっきり「今日がもう中秋の名月!?」と勘違いしていたりしました。
(「それにしても、まだ真夏のような季節に十五夜かぁ…」、と思いつつ)
でも、びっくり、今年は10月6日だったのですね!
それはそれで、いつもよりずいぶんと遅いことにびっくりで。
「なぜ今年は10月なのか」、ずいぶんと大きく後ろにズレた感があるのですが、
その理由を少し調べてみたところ、現在の暦(太陽暦)と旧暦(太陰太陽暦)とのズレ以外に、
今年ならではの理由がからんでいたことが判明。
それは、今年が旧暦に閏月が入る年だったということ。
すなわち、月の動きをベースにした旧暦では、実際の太陽の動きに基づく季節とのズレを調整するために、
2~3年に1度ほどの割合で、閏月というものを挟み、1年を13カ月にするという仕組みだったため、それが影響していたのですね。
今年は、旧暦の6月の後ろに、もう一度「閏6月」が入り、そのあとに7月、8月と続いていく暦で。
そのため、いつもならひと月遅れぐらいでやってくる旧暦の8月15日(←この日の月が「中秋の名月」)が、
いつもよりも、ちょっと遅めになり、今の暦では10月にまでずれ込む「中秋の名月」となったのですね。
これって非常に珍しい現象なのかと思いきや、10月にズレこむことも数年に1度はあるようですね。
たとえば、直近ですと、2017年は10月4日、2020年は10月1日が「中秋の名月」だったようです。
ちなみに、次は、2028年の10月3日になるそうですよ。
あーー、すっきりしました!
★「中秋の名月」については、「アストロアーツ」の記事が参考になりますよ↓

★また、今年の「中秋の名月」の日には、月のすぐ近くに土星も見えるかも!?
